Noun
あて
[目標・目的] 知らない町であてもなく歩いた。
[可能にするために必要な相手・対象] 会社をやめたが再就職のあてがない。
[期待・頼り] 彼は親の財産をあてに働こうとしない。
彼ならお金を貸してくれるだろうと思っていたが、あてが外れてしまった。
父は「来年は海外旅行に行くぞ」といっていたが、あまりあてにならない。
見込み(みこみ)
[予想] 校舎は来年完成の見込みだ。
[可能性] 再就職先が決まり、やっと借金返済の見込みが立った。
父の病気は治る見込みがないそうだ。
[将来性] 彼は新入社員の中で一番見込みがある。
拍子(ひょうし)
[音楽のリズムを作る、強い音と弱い音の組み合わせ] この曲は三拍子だ。
[リズムをつかむために、曲やダンスに合わせて規則的に体を動かすこと] 手を打って拍子を取りながら歌を歌う。
観客が曲に合わせて手拍子を打つ。
[何かの勢いで別のことが起こる] 電車が止まった拍子に倒れそうになった。
節(ふし)
[茎の途中にある盛り上がった部分] 竹を節のところで切って、花を生ける。
[体の関節] 久しぶりに運動したら、体の節が痛くなった。
[音楽のメロディー] 歌詞は忘れたが、節は覚えている。
[~と考えられる点] これらの症状に少しでも思い当たる節があったら要注意。
筋(すじ)
[筋肉] 走りすぎて足の筋を痛めてしまった。
[野菜の糸状の繊維の部分] セロリの筋。/いんげんの筋。
[言動の論理・一貫性] 彼の主張は筋が通っている。/筋を立てて話す。
[取るべき手順] 相手の名前を聞く前に、まず自分が名乗るのが筋だ。
[素質] ゴルフは初めてだったが、筋がいいと褒められた。
[情報の出所である関係者] これは確かな筋からの情報だ。
模様(もよう)
[飾りとして付ける絵・形] 動物の模様の付いた壁紙。/水玉模様。/花模様。
[会や試合などものごとの状況・様子] 試合の模様を生中継で放送する。
[推測される状況] 大統領の乗った飛行機は、到着が遅れる模様です。
様(さま)
[姿・様子] この映画には少年が冒険を通して成長する様が描かれている。
[恥ずかしくない格好] バレエを一年習い、やっと踊る姿が様になってきた。
柄(がら)
[布や紙などの模様] 着物にきれいな柄が描かれている。
[性格・品位] 私は人の上に立つ柄ではない。
高級ホテルなんて柄に合わない。
[人の外見や態度から感じられる雰囲気] 町で柄の悪い男ににらまれて怖かった。
軸(じく)
[回転の中心になる線や棒] 右足を軸にして3回回ってください。
[マッチ、ペン、ブロッコリーなど野菜の棒状の部分 ] マッチの軸が折れた。
[物事や活動の中心・重要な部分] 日米関係を外交政策の軸にする。
芯(しん)
[ものの中心にある固い部分] りんごの芯を捨てる。
鉛筆の芯が折れる。
[体の奥] お風呂で体の芯まで温まる。
[困難や周囲の圧力に負けない性格] 彼女は芯が強い人だ。
隙(すき)
[少しだけ空いている空間や時間] 仕事の隙を見て家に電話をかけた。
[わずかな気の緩み] 敵の隙をついてボールを奪った。
一瞬の隙もないほど厳重な警備だ。
隙をねらってカバンから財布を抜き取る。
ひび
[ガラスなどの細い線状の割れ目] ガラスに石が当たって、ひびが入った。
[関係が壊れそうになること] 金銭問題で友情にひびが入った。
溝(みぞ)
[水を流すために地面に細長く掘ったもの] 道路の溝にタイヤがはまった。
[物の表面に細長く掘られた部分] タイヤの溝。レコードの溝。
[二者間の距離・隔たり] 浮気が原因で夫婦の間に溝ができた。
話し合いを重ねても両国の溝は深まるばかりだ。
枠(わく)
[細長いものや線で周囲を囲んだもの] 題名を赤い枠で囲む。窓の枠を外す。
[範囲・限界・制限] 予算の枠を超えないように計画を立てる。
縁(ふち)
[ものの端] 落としたペンを拾おうとして、机の縁に頭をぶつけてしまった。
[何かを囲む周りの部分] 彼女は泣いていたのか、目の縁が赤くなっている。
Verb
仰ぐ(あおぐ)
[顔を上げて上を見る] きれいな秋の空を仰ぎながら公園を散歩した。
[敬う] 彼は父親を人生の師と仰いでいる。
[目上の人に指示や助けを求める] 問題解決のために専門家の協力を仰いだ。
飢える(うえる)
[空腹が続いて辛い状態になる] 飢えたライオンは人を襲うこともある。
[強く望むものが得られず辛い状態になる] 子供たちは愛情に飢えている。
潤う(うるおう)
[ちょうどいい量の水分が行き渡る] 雨で田畑が潤った。
肌が潤う化粧水。
[利益を得て豊かになる] 工業団地があるおかげでこの町は潤っている。
犯す・侵す・冒す(おかす)
[法律・規則に反することをする] 罪を犯してまで成功したいとは思わない。
[よくない結果を招く] 彼が犯したミスで、チームが試合に負けてしまったのだ。
[他人の権利の邪魔をする] いじめは他者の人権を侵す行為だ。
侵される[重い病気にかかる] 肺ががんに侵されている。
[困難なことや危険なことをする] 命を救うためには危険を冒すこともある。
顧みる・省みる(かえりみる)
[昔のことを振り返る] どの時代を顧みても、戦争のない時代はない。
顧みない[気にしない] 仕事ばかりで家庭を顧みない夫に失望した。
[反省する] 若い頃の自分を省みて、自分勝手だったことを恥ずかしく思う。
掲げる(かかげる)
[みんなに見えるように物を高く上げる] 出場選手が国旗を掲げて行進する。
[目標・理想・理念を出す] A社は今年度中に千台の販売を目標に掲げている。
かすむ
[かすみがかかって、ものがはっきり見えなくなる] 霧で山がかすんで見える。
[病気などで目が悪くなってはっきり見えない] 目がかすんで本が読めない。
[他のものの印象が強く存在感が薄くなる] 彼の演技がうま過ぎで、主役がかすむ。
かなう
[望みどおりになる] 長年の夢がかなって、マイホームを手に入れた。
[目的・条件に合う] この部屋ほど私の条件にかなうところはないだろう。
[対抗できる] ゴルフでは彼にかなう人はいない。
かなわない[我慢できない] 今年の夏は暑くてかなわない。
絡む(からむ)
[細長いものが巻きつく] ブラシに髪の毛が絡んでしまって取れない。
[事件や問題に関係がある] この事件には金銭問題が絡んでいる。
[人にしつこく何かを言って離れない] 酔っぱらいに絡まれて嫌だった。
砕く
[固いものに力を加えて細かくする] 砕いた氷をグラスに入れる。
[夢を壊す] Aチームは決勝戦で敗れ、初優勝の夢を砕かれた。
[難解なものをわかりやすくする] 難しい法律の問題を砕いて説明する。
暮れる
[一日や一年が終わりに近づく] 日が暮れないうちに帰ろう。
涙・悲しみにくれる[悲しくて何もできない状態になる] 息子を突然失い、両親は深い悲しみにくれていた。
途方に暮れる[どうしたらいいかわからない状態になる] 何をしても赤ちゃんが泣きやまないので、すっかり途方に暮れてしまった。
こたえる
[苦痛が体に大きく影響する] 今年の夏は暑さがこたえた。
こたえられない[とてもいい] スポーツの後のビールはこたえられない。
凝る
[一つのことを極めようとして夢中になる] 弟は今写真に凝っている。
[細かい箇所までいろいろと工夫する] 凝ったデザインのドレスを着る。
[筋肉が固くなる] 長時間パソコンをしていたら、肩が凝ってしまった。
さらう
[油断している間に奪って逃げる] 子供をさらった犯人が金を要求してきた。
[人気や話題を独占する] 大物女優の結婚が世間の話題をさらっている。
[底にたまったものを取り除いてきれいにする] 池をさらって大掃除をする。
仕切る(しきる)
- to partition; to divide; to mark off; to itemize
- to direct; to take control; to manage; to take responsibility
- to settle accounts
- to toe the mark
[場所をいくつかに分ける] カーテンで部屋を二つに仕切っている。
[ある場や催しなどを中心になってまとめる] 店長になって店を仕切る。
しのぐ
[困難な状況を何とか過ごす] 遭難者は木の実を食べて飢えをしのいだ。
[程度や能力が上だ] 続編は前作をしのぐ面白さだと評判だ。
断つ・絶つ(たつ)
[続けていたことをやめる] 健康のためにタバコをたつことにした。
断たれる[収入や電力などの供給が止まる] 大地震でガスの供給が断たれた。
断たれる[希望や夢がなくなる] 最後の望みが断たれてしまった。
[関係を切ったり、連絡をしなくなる] 先月出港した船が消息を絶っている。
命を絶つ[死ぬ] その作家は、作品完成の一か月後、自ら命を絶った。
後を絶たない[次々と続く] 飲酒運転による悲惨な事故が後を絶たない。
募る(つのる)
[感情が強くなる] 景気は悪化する一方なので、将来に不安が募る。
[募集する] 広告でマラソン大会の出場者を募っている。
遠ざかる(とおざかる)
[遠くに離れる] 船が次第に岸から遠ざかっていく。
[記憶や意識が薄れる] この事件も次第に人々の記憶から遠ざかっていく。
[長い間そのことをしなくなる] 2002年以来Aチームは優勝から遠ざかっていく。
粘る(ねばる)
[柔らかでよく伸び、ものにくっつきやすい] よく粘る納豆だ。
[あきらめずに続ける] 選手たちは最後まで粘ったが、結局負けてしまった。
[長時間続ける] コーヒー一杯で三時間も粘る客がいて困る。
図る・謀る・諮る(はかる)
[推測する] 私には彼の本当の気持ちがはかりかねる。
[いい時期をねらう] 失礼にならないよう、タイミングをはかって席を立つ。
[実現するように計画・努力する] 事業の拡大を図り、海外市場に進出する。
[相手に損害を与えることを計画する] 国王の暗殺を謀ったが失敗した。
[会議で相談する] この案を会議に諮って決定する。
はじく
[跳ね返る力でものを強く打つ] グラスを指ではじくと、きれいな音がする。
[液状のものを吸収せず寄せ付けない] 雨をはじく加工がされたコート。
[条件に合わないものを受け付けない] 迷惑メールは自動的にはじかれる。
弾む(はずむ)
[弾力のあるものが勢いよく跳ね返る] テニスのボールはよく弾む。
[呼吸が激しくなる] 息子が息を弾ませて走ってきた。
[期待でウキウキする] 明日から新学期だと思うと、期待に心が弾む。
[話が楽しくて活発に続く] 時間がたつのも忘れるほど話が弾んだ。
[声に楽しい気持ちが表れている] 娘が弾んだ声で電話してきた。
[気前よくお金を多目に出す] サービスが良かったので、チップを弾んだ。
控える(ひかえる)
[準備して待つ] スピーチの順番が来るまで隣の部屋で控えている。
[少し後に特別な予定がある] 姉は三ヶ月後に結婚式を控えている。
[行動や量を制限する] 健康のためには塩分を控えたほうがいい。
[いざという時のために記録する] 手帳に学校の電話番号を控えておく。
響く(ひびく)
[音が反響する] お風呂の中は声がよく響く。
[音が広がり遠くまで聞こえる] 早朝の公園にボールを打つ音が響いている。
[心に強く感じる] 彼のスピーチは出席者全員の胸に深く響いた。
[影響する] 宿題を提出しないと成績に響く。
ふるまう
[人からそう見えるような行動をする] 人前では明るく振る舞っている。
[人に酒や料理をごちそうする] 部長が手料理を振る舞ってくださった。
紛れる(まぎれる)
[他のものに混じって区別できなくなる] 貴重品が他の荷物に紛れないように気をつける。
[他のことに注意が向いてやるべきことを忘れる] 忙しさに紛れて返事を書くのを忘れていた。
[他のことに注意が向いて不快な気持ちが薄れる] 学校にいると気が紛れるのだが、一人になると彼のことばかり考えてしまって寂しくなる。
もがく
[苦しがって体を動かす] 強盗に口をふさがれ、必死にもがいて抵抗した。
[悪い状況を変えようと必死で色々なことをする] どんなにもがいても、この辛い現実から逃れることはできない。
もむ
[手でつかんだり押したりする] 疲れたので息子に肩をもんでもらった。
もまれる[周りの人に押される] 満員電車でもまれてケーキがつぶれた。
もまれる[様々な力を受けて苦労を重ねる] 息子も就職して社会にもまれれば、少しは成長するだろう。
催す(もよおす)
[開催する] 地元チームの優勝を祝って、さまざまな行事が催された。
[生理的な現象が起こる] その匂いをかいだ瞬間、吐き気を催した。
漏れる(もれる)
[液や光や音が隙間や穴から出る] ガスが漏れているような匂いがする。
[隠していた情報が外部に知られる] 社外の人間に情報が漏れてしまった。
[必要な事柄が記載されず抜けてしまう] 会員の名前がいくつか名簿から漏れていたので、もう一度名簿を作り直した。
[選考で落とされる] 田中選手は代表選考から漏れてしまった。
[感情などが表に出る] 試合が終わった瞬間、観客席からため息が漏れた。
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